Hola! メキシコシティに到着~!
映画「007 スペクター」のオープニングで撮影されたホテルにチェックインしました。
ちなみにボンドは327号室で僕は317号室、すぐ斜め前の部屋ですが…秘密は後ほど…
とにかく歴史と風格を感じさせる素敵なホテルです(^-^)v
(現地で飲む)世界のビール vol.09
メキシコを代表するビール「Corona Extra」
at Gran Hotel Ciudad De Mexico in Mexico City
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場所:
LA TERRAZA on Gran Hotel de la Ciudad De Mexico(グランホテル シウダッド デ メヒコ)
住所:
Av. 16 de Septiembre #82 Col. Centro Mexico City C.P. 06000 United Mexican States メキシコ合衆国
+52 55 1083 7721
地図
備考:
世界遺産メキシコシティ歴史地区(旧市街)の中心に位置する広場「ソカロ(Zocalo)」。
そのソカロ広場を取り囲む様に国立宮殿やメトロポリタン大聖堂などの歴史的建造物と並んでグランホテル・シウダッド・デ・メヒコはあります。
このホテルはメキシコで一番有名なエレベーターと
天井のティファニー製ステンドグラスが美しく、メキシコ人なら知らない人はいない吹き抜けホールが特徴のホテルです。
もともとは1854年に建築された歴史的建造物でもある私邸ですが、1968年にホテルになる前は1895年からショッピングモールとして利用されていたというのも納得の雰囲気。
そしてその華やかな雰囲気から、世界を股にかけて活躍するジェームス・ボンドの007シリーズでも度々登場するホテル&エレベーターなのです。
ティモシー・ダルトン主演の1989年の映画「007/消されたライセンス(License to Kill)」の一幕。
そしてダニエル・クレイグ主演の2015年の映画「007 スペクター(Spectre)」のオープニングシーン。
ガイコツ模様のタキシードを着た後ろ姿の男が、実は我らがジェームス・ボンド。
余談ですが、実はこの映画で架空に創り出したお祭り仮装パレードが好評で、この映画がキッカケになり実際にメキシコシティで大々的に「死者の日」の“お祭り仮装パレード”が始まったという、素敵な創作が逆に現実をも変えてしまったというボンド映画ならではのエピソード。
さて話を戻して仮装したボンドが先のエレベーターに乗り込み、降りたのがこのホテルの3階です。
そして天井のステンドグラスも美しいホールを横目に廊下を歩いて行きます。
ほとんど現実のホテルそのままです。
↓そして下の写真の左端に写っているドアに入るのですが…
実はその部屋(327号室)は実際には客室ではなく、窓の無いスタッフルーム(オフィス)なのです。
普通の映画なら、カット割りでロケとセットをつなぐことは良くありますが、この映画では、この部屋(中は普通の客室:先出のボンドがドクロマスクを脱いだ画像の部屋)に入ったボンドは窓から外に出て、隣の建物などの屋根を伝わって敵の会合場所を見渡せるビルの屋上までたどり着くという場面まで、興味深いことに映画開始からそこまで、つなぎ目無しのワンカットに仕上げているのです。
ところが実際はグランホテル・シウダッ・デ・メヒコの3ブロック北にあるタクバ通り(Tacuba)にある建物から入り、
建物の中からはグランホテル・シウダッ・デ・メヒコのエントランス階段からエレベーターとホールを使い、
そして3階の部屋の窓から外に出た屋上部分はなんと3ブロック北のまたしてもタクバ通りの建物という、
最新の映像技術で見事にシームレスのワンカットで撮影した様にしか見えないシーンになっております。
ちなみにグランホテル・シウダッ・デ・メヒコの撮影で使われたエレベーター正面のエントランス階段は、
実際は車寄せのあるピロティ部のエントランスから入ったところにある階段です。
映画での入り口はこれ↓
昔から何分もカメラ回しっぱなしの苦労の結果で造り上げたワンカットのシーンが映画の売りや話題づくりになることがありましたが、この「007 スペクター」のオープニングシーンを観れば、もう今の映像技術でワンカットっぽく“つなげる”なんてことは、過去の映画人の苦労は過去のものになってしまったんだと実感できます。
ちなみにこの「007 スペクター」を撮ったサム・メンデス監督は、これにすっかり味をしめたのか、監督次回作で“ほぼ全編なんちゃってワンカット映画”を作ってしまいました。
まあそれはさておきメキシコシティに行く際は、この「007 スペクター」を観てから行けば、そして出来ればグランホテル・シウダッド・デ・メヒコに宿泊すれば(前出のエレベーターは宿泊者しか乗せてもらえない)興味倍増なこと請け合いです。
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さて日本でも有名なメキシコを代表するビール「コロナ・エクストラ(Corona Extra)」は、1922年に創業したモデーロ社(Grupo Modelo S.A. de C.V.)が、1925年から醸造を開始したペールラガービールです。
ちなみに日本では、“立って飲む”とか“塩を舐めながら飲む”だとか“ライムを落として飲む”など、この特徴ある透明瓶をラッパ飲みするのがコロナビールの正しい飲み方だとワイルド系ビールとして主張する傾向がありますが、現地メキシコシティのレストランでは、メキシコ人の皆さん、ちゃんとグラスに注いで品良く飲んでおりました。
なおコロナビールは、メキシコ国内で一番売れているビールだというのはもちろん、世界でも150ヵ国で飲まれているというモデーロ社の看板ビールですが、実はモデーロ社のビールで一番美味しいと評判なのは、このビールです↓
(現地で飲む)世界のビール vol.118
メキシコ最高の黒ビールと名高い「Modelo Negra」
この「モデーロ・ネグラ」は、1926年にオーストリアからの移民が醸造したのが始まりで、まさに“黒ビールの見本となる基準”との名を冠したメキシコおすすめの逸品。
心地好いローストの芳香とワンテンポ遅れてくるキャラメルとホップの香りが濃厚で、それでいて飲みやすい上品な美味さ。
そんなメキシコビールを、ライトアップされたメトロポリタン大聖堂など世界遺産メキシコシティ歴史地区の中心、ソカロ広場の夜景を一望できるグランオテル・シウダッ・デ・メヒコの屋上テラスにて飲むひとときは、格別です。
もちろん昼間のビールと眺めもおすすめですよ!
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