
バルセロナのビールと言えば、
「ESTRELLA DAMM(エストレージャ・ダム)」
(現地で飲む)世界のビール vol.314
ほどよい苦味が心地好く美味い。
ちなみに後ろに見えるのは、ご存知「サグラダ・ファミリア」。
やっぱりバルセロナと言えば、これでしょう。
at La Sagrada Cerveseria in Barcelona, SPAIN
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場所:
La Sagrada Cerveseria(神聖な醸造所)
住所:
Plaça Sagrada Família, 16, 08025 Barcelona, Reino de España(スペイン王国、Spain)
地図
備考:
もはや説明の必要ないバルセロナの象徴、「サグラダ・ファミリア(Sagrada Família)」。
正式名称は「聖家族贖罪教会(カタルーニャ語で、Temple Expiatori de la Sagrada Família)」。
1882年に着工した当初の設計者から替わってアントニオ・ガウディ(Antoni Gaudí i Cornet)氏が、完成まで300年はかかるだろうと想定されるほどの設計を行い、事実140年経過後の現在も未完成で絶賛建築工事進行中であり、しかも、すでに100年以上経過した部分など部分的に補修しながら新築工事も併行し、未完成でありながら世界遺産という、人類史に残る稀代の名建築。

2023年8月時点の姿。
これが「サグラダ・ファミリア!」と思い込んでいた複雑な彫刻で装飾された4本の尖塔が立つ「生誕のファサード」は、実はガウディが構想した全体像からすると主要な正面の顔ではなく、脇役的な側面の一部であったという事実を知りビックリ。
これから中央部の主要部分が今より1.5倍ほど大きく空高く伸びて行き、見慣れた「サグラダ・ファミリア」から大きく姿が変わって行くとのこと。

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ちなみに教会構内1階の主祭壇を含む主たる礼拝空間「聖堂」の内装部分は、ほとんど完成に近い状況。

ガウディ氏は、礼拝空間のデザインを森の中を表現したとされ、柱の上部が枝分かれした樹木のような形状になっておりますが、実はデザインとしてだけでなく、教会上部の塔屋の荷重を分散して支えるという構造計算にも基づいて設計されているという。
さらに最も荷重がかかる柱には赤い石の斑岩、その次は濃いグレーの石の玄武岩、次は薄いグレーの石の花崗岩、最も荷重がかからない構造体には白い石の砂岩を使うという使い分けが、様々な樹木が林立する森の中の表現に深みを出している秀逸な設計。
外観写真などを見ているだけだと、ただの奇抜なアイデアのデザインとしか思っておりませんでしたが、現地で実際に観て理解を深めると、やはりガウディ氏は天才と呼ぶに相応しいと実感できます。
「美しい形は構造的に安定している。構造は自然から学ばなければならない。」というガウディ氏の言葉がすべて。
さて、そんな「サグラダ・ファミリア」、コロナ騒ぎ明け以降は世界中から空前の観光客が押し寄せ、高額な入場料収入で教会の懐が潤沢になったこともあり、建築工事が予定より急ピッチで進行しているとのことで、最も高いメインの尖塔である「イエス・キリストの塔」が、建築家アントニ・ガウディ氏の没後100年となる2026年には完成し、世界一高い教会建築になるとのこと。
最終的には教会区画の道路対面が既に公園になっている「生誕のファサード」以外の3方向道路対面の街区を買収して、「サグラダ・ファミリア」全景を望みながらアプローチできる“参道”を整備する計画もあるようですが、まあ、それはいつのことやら。
いずれにせよ、永遠に完成しない世界遺産「サグラダ・ファミリア」が、永遠にバルセロナの象徴であることは疑い入れないことでしょう。
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さて、冒頭のビール「ESTRELLA DAMM(エストレージャ・ダム)」は、フランス北東部アルザス地方からやって来たダム兄弟、アウグスト・クエンツマン・ダム(August Kuentzmann Damm)氏とジョセフ・ダム(Joseph Damm)氏によって、1876年にバルセロナで設立された「ダム合資会社(Sociedad Anónima Damm)」が醸造し、今やスペインでNo.1の売上を誇る企業&ブランドです。
日本でもサッカーFCバルセロナの公式ビールということで、ネットで入手することができますが、日本で流通している「エストレージャ・ダム」はアルコール度数が4.6°で、スペインで飲める「ESTRELLA DAMM」はアルコール度数が5.4°という違いがあります。

スペインのビールにはラベルに“RECETA ORIGINAL(オリジナルのレシピ)”と記載されているので、スペイン国外で流通している「ESTRELLA DAMM(Barcelona)」と中身が若干違うのかも知れません。
ちなみにスペインの「ESTRELLA DAMM(RECETA ORIGINAL)」は、なかなかのホップの苦味が感じられ、スッキリしているものの、味わい深いビールです。
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さらに、せっかくだからサグラダ・ファミリアを眺めながら、「ダム合資会社(Sociedad Anónima Damm)」醸造のビールをもう一杯。

(現地で飲む)世界のビール vol.319
「Xibeca(シベカ)」
バルセロナがあるカタルーニャ地方でしか飲めない地域限定ビール。
1931年から「ダム合資会社」が1リットル瓶で提供する、まろやかで滑らかでさわやかなビールです。
ちなみに「Xibeca(シベカ)」という名前は、カタルーニャ語で“フクロウ”の意味で、魔法を使って若い女性に素晴らしいチカラを与えて助けるフクロウ伝説が由来という。
1960年代にテーブルワイン用の赤ワイン価格が上昇した際に、代用品として家計を助けて人気が定着したという、まさに女性を助けるフクロウ(Xibeca)そのものズバリのビールですね。
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ということで、そんなこんなでバルセロナ、

次回は「サグラダ・ファミリア」が世界一高い教会へと進化した2026年以降、ふたたびカタルーニャ、バルセロナに戻って来ましょう!
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