日本が造ったかつての南満洲鉄道の要所、奉天駅(現・瀋陽駅)に来ました!

東京駅の設計者の弟子が設計しただけあって、確かに雰囲気似てる(^_^)

こうやって遠く離れた地に20世紀初頭の日本人の気概を見つけると素直に嬉しい!

at 瀋陽駅 in 遼寧省瀋陽市、中華人民共和国

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場所:
沈阳站(Shěnyáng Zhàn、シェンヤン ヂャン、瀋陽駅)

住所:
中華人民共和国 辽宁省沈阳市 和平区
Heping Qu, Shenyang Shi, Liaoning Sheng, People’s Republic of CHINA
地図

備考:
瀋陽は中国の最後の王朝・清の創始の地で、映画「ラストエンペラー」でお馴染みの愛新覚羅溥儀を担いで、日本が後押しして満洲国を樹立させたなどの経緯から、日本人建築家が設計した建物がたくさんあります。

なかでも瀋陽駅の駅舎は、東京駅の駅舎の設計をはじめ、日本銀行本店などの明治期より日本を代表する建築物を数多く設計した建築家である辰野金吾博士のもと、帝国大学(現:東京大学)で建築を学んだという南満洲鉄道の技師である太田毅氏が設計し1910年に竣工したとのこと。

そんな瀋陽駅は見た目の類似だけではなく、駅舎の2階には東京駅同様にステーションホテルが併設されていたという類似も興味深い。

南満洲鉄道株式会社経営のホテルと言えば、同じく太田毅氏が設計した「大連ヤマトホテル」を旗艦とする“ヤマトホテル”であり、当時の奉天駅の駅舎に併設したヤマトホテルに加え、1929年には駅の近くに「奉天ヤマトホテル新館」を開業。

こちら旧奉天ヤマトホテル新館(現遼寧賓館)も日本人設計で日本の建設会社施工の建物です。

場所:
辽宁宾馆(Liaoning Hotel、遼寧賓館)

住所:
中華人民共和国遼寧省瀋陽市和平区中山路97号
Shenyang Shi, Heping Qu, TaiYuan Jie ShangQuan, Zhongshan Rd, 97号

備考:
「遼寧賓館(旧奉天ヤマトホテル新館)」は、1929年完成のモダンなルネサンス様式の外観にアールデコ調のクラシックモダンな内装を施し、やはり「大連ヤマトホテル」同様に当時の日本の要人たちが滞在したホテルです。

当時日本人としてではなく、中国人として満洲映画や歌謡界で人気を博した李香蘭(山口淑子)がデビューしたのも、この「奉天ヤマトホテル新館」のホールとのことです。

そんな遼寧賓館は、日本統治時代に奉天の街の中心地であった中山広場に面して建っております。

瀋陽の中山広場も、大連の中山広場と同様に円形の公園周りがランナバウトになっていて、そこから放射状に街路が拡がって走っている中心で、広場に面した建物は旧日本関東軍総指令部をはじめ旧奉天警察署や横浜正金銀行の旧奉天支店など、どれも当時の建築技術の粋を集めた重厚でモダンな建築物になっております。

この中山広場をぐるりとひとまわりするだけでも、満洲時代の日本人の足跡を肌で感じることができ、とても感慨深いものです。

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