
(現地で飲む)世界のビール vol.91
上海版サントリービールの「三得利啤酒 Premium 純生」
現地の人の好みなのでしょうか?
サントリーさん、これが日本のビールと思われて良いの?と日本人として心配になってしまう別モノのビールです。
at Chen Dacheng in Shanghai, CHINA
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場所:
沈大成(シェンダーチョン、Chen Dacheng)
住所:
中国上海市黄浦区南京東路636号
636 Nanjing Road, Huangpu, Shanghai, People’s Republic of CHINA
+86 21 6322 4926
地図
備考:
上海を代表する中心市街地と言えば、歩行者天国のショッピング通り「南京東路・歩行街」。
そのまた中心とも言えるのが、世紀広場が広がる南京東路と湖北路・浙江中路が交わる辺りで、その交差点に1875年から営業を続けている老舗食堂が「沈大成(シェンダーチョン、Chen Dacheng)」です。

入口に掲げてある“中華老字号”とは、中華人民共和国の政府がお墨付きを与えた“老舗企業”を意味しており、歴史と伝統ある証しではありますが、「沈大成」は格式ばっておらず、小腹が空いた時でも気軽に入れます。
2階は一般的な餐厅(中華レストラン)ですが、1階は小籠包などの飲茶や軽食をビールとともにツマめる食堂になっております。
そんな歴史と伝統ある老舗食堂で提供されるビールが、「三得利啤酒(サントリー・ピージュウ)Premium 純生」ですが、日本で「サントリー・プレミアムモルツ」などを飲み慣れている日本人からすると、“?”な感じを受けます。
“三得利(サントリー)”とか名乗っているものの、ありがちなパクリものかと不安になりますが、ちゃんと日本のサントリーが1984年に青岛啤酒股份有限公司をパートナーとして、青島と上海の中間とも言うべき江蘇省連雲港市に外資として初のビール合弁会社を設立し、醸造を開始したビールでした。
やはり上海などの現地人の好みに合わせた“爽快系”ということで、日本のサントリービールの様な香りやコク、ガツンとくる喉越しや苦味をまったく感じないビールになっております。
味覚は人それぞれ、国や地域によっても好みが分かれるので致し方ありませんが、個人的には日本の美味しいビールを上海の人にも味わってもらい、好き嫌いは別として日本のビールはこういうものなのだ、という違いを上海の人にも楽しんでもらいたかったとは思います。
まあ上海でもスーパーに行けば、普通に日本のビールも売ってますので、この“三得利(サントリー)”は地元にとけこんだ上海版のサントリーとして、逆に日本人が味わってみるのも一興ですね。
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ちなみに「沈大成」の向かいは、上海の風景として定番ランドマークのひとつである「上海時装商店」のビル。

もともとは、上海四大百貨店と呼ばれる「先施公司」が1917年から営業してきたビルで、また3階より上階は当時の高級ホテル「東亜飯店」でもあった古き良き上海の名物ビルです。

↑上海郊外にある「上海影視楽園」という巨大映画撮影所の中にも、20世紀初頭の古き良き時代のこのビルを再現した街角のオープンセットがあり、時間があれば見比べてみるのも楽しい(^^)
香港映画や中国映画はもちろん、日本の映画やドラマを観ていても度々このセットを使ったシーンが登場するので、一度でもこのセットを訪れていると思わずニヤリとしてしまいます(^^)
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この、“これぞ上海”とも言うべきランドマーク的な風景、ライトアップされた夜景も素敵なので、ぜひ夜も訪れて「沈大成」の2階で本格的な上海料理とともに、上海の中心で「三得利啤酒(サントリー・ピージュウ)」を味わってみるのも楽しいのではないでしょうか?

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