(現地で飲む)世界のビール vol.70

ニュージーランドを代表する「Steinlager Classic」

夏の東京の猛暑を逃れて冬の南半球へ来たら、少し肌寒いくらいが逆に心地好くホッとします(^_^)

スッキリしたラガービールも美味しく飲める気候です。

ちなみに後ろに見えるのは、聖パトリック大聖堂と南半球で一番高いスカイタワーです。

at St Patrick’s Cathedral in Auckland, New Zealand

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場所:
セント・パトリック大聖堂(St.Patrick’s Cathedral)

住所:
43 Wyndham Street, Auckland, 1010 NEW ZEALAND
ニュージーランド
+64 9-303 4509
地図

備考:
聖パトリック(ラテン語:パトリキウス、アイルランド語:パトレイグ)は、中世5世紀にアイルランドにキリスト教を布教した司教で、”アイルランドの使徒”とか”アイルランドの守護聖人”と呼ばれてアイルランド人には特に慕われてるという。

先住民のマオリ族とワイタンギ条約を締結してイギリス政府がニュージーランドの主権を握った1840年、ニュージーランドへ移民していたのはアイルランド人(アイルランド系イギリス人)が中心であったこともあり、翌年1841年に早速最初の聖パトリック大聖堂が建てられました。

最初の聖パトリック大聖堂は木造であったため火災で全焼してしまったそうですが、その後に建て直した現在の大聖堂は、内側のみ木造で造り込み、おそらく初代の大聖堂をも偲ばせる木の暖かい雰囲気を醸し出している礼拝堂です。

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さて「スタインラガー・クラシック」ビールは、1957年に当時のニュージーランド財務大臣から貿易赤字を解消する一環でビール輸入を制限し、逆に世界に通用する品質のビールを造って輸出するよう要請されたことにより、1958年に出来上がったビールが「スタインラガー」の前身である「Steinecker」で、1962年に名称変更して「Steinlager」に。

1980年にはアメリカで”Best Beer in the World”賞を受賞して世界に認められるニュージーランドを代表する輸出ビールとなり、貿易赤字の解消に一役買ったとか買わなかったとか。

ちなみに「スタインラガー」を製造するのはニュージーランド最大の都市オークランドを本拠地とする「ライオンネイサン社(Lion Nathan PTY LIMITED)」で、1840年にオークランドでホブソン・ブリッジ醸造所を立ち上げビール製造を開始した「ブラウン・キャンベル&カンパニー(Brown Campbell & Co)」が起源。

同社はその後オークランド最大の醸造所に成長して次々とニュージーランド中の醸造所を買収し、1914年に買収した「グレートノーザン醸造所(The Great Northern Brewery)」が製造していた”ライオンビール”ブランドが後の社名の由来のひとつ。

社名のもうひとつは、1988年に合併したスーパーマーケット等を経営するニュージーランド最大の小売り会社「LDネイサン(LD Nathan&Co)」が由来。

「ライオンネイサン社」は、1990年以降にオーストラリアに進出して醸造所やビール会社を買収して市場を拡大していきましたが、拡大路線の常で一時つまずき、現在は日本のキリンホールディングスの100%子会社になっています。

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ニュージーランド代表といえば、試合前のマオリ族の踊り“ハカ”で有名なラグビーのニュージーランド代表チーム「オールブラックス(The All Blacks)」を連想しますが、「スタインラガー」は同チームを1986年から30年以上に渡りサポートする最長スポンサーでもあり、まさに”ニュージーランド代表のビール”と言えるでしょう。

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