
(現地で飲む)世界のビール vol.42
大連の地ビール「大連干啤」
英語表記がDALIAN DRY BEERなので、“干”がDRYの当て字なんでしょうね。
ちょっとアサヒのドライが意図したニュアンスとは違う様な気がしますが、ちゃんと味はドライです (^_^)
at大連賓館(旧満鉄ヤマトホテル)in遼寧省、中華人民共和国
.
..
…
場所:
大和スナックin大連賓館二階
住所:
中国遼寧省大連市中山区中山広場4號 大連賓館二階
4 Zhongshan Square, Zhongshan Qu, Dalian Shi, Liaoning Sheng, 中華人民共和国 CHINA
+86 411 8263 3111
地図
備考:
大連賓館(旧満鉄ヤマトホテル)は1914年に大連中心部の中山広場に面した一等地に竣工開業した南満洲鉄道経営の旗艦ホテル。
客室数115室を誇る当時としては巨大なホテルで、伊藤博文をはじめ日本からの要人はほとんどこのホテルに宿泊していたとのこと。
日本人以外でも清朝最期の皇帝、いわゆるラストエンペラー愛新覚羅溥儀や毛沢東などの中国の要人も宿泊したそうです。
そして中山広場を一望できる正面の二階にある大和スナックは、夏目漱石をはじめ日本からの旅人たちが夜な夜なグラスを傾けて語り合っていた歴史を感じさせる場所。
ここで飲むビールは格別な美味しさを味わえます。
.
さて、ここから見える中山広場は19世紀に帝政ロシアがパリの街並を夢見て計画したという放射状に十方向へ街路が伸びている中心の円形広場で、日露戦争に勝ってロシアを追い出した日本が明治から昭和初期に建てた壮麗で重厚な洋風建築物が広場に面して今も建ち並んでいます。

正面に見える建築物は、横浜正金銀行大連支店として建てられた3つのバロック式ドームを持つ、20世紀初頭の日本人建築家の気概を体現した美しい外観。
そして中でも大連賓館は古代ギリシャ建築イオニア式の巨大な柱が8本並ぶルネサンス様式で特に美しい外観。

しかし2018年4月で大連賓館は営業を終えたとのこと。
大連での常宿としていただけに、とても残念。
この満洲で時代の変遷を見てきた歴史あるホテル、またどこかのホテルグループが買い取って営業再開されることを期待します。
.
さて「大連干啤(Dalian Dry Beer)」は、1938年創業の華潤啤酒グループ(China Resources Beer(Holdings)Company Limited)の子会社である華潤雪花啤酒有限公司(China Resources Snow Breweries Limited、略称CRSB)が現在は製造。
華潤雪花啤酒有限公司は、主力商品の「雪花啤酒(SNOW BEER)」が中国でNo.1の生産量を誇る中国を代表するビール会社であるが、1987年に発売した日本の「アサヒ スーパードライ」の大ヒットによる世界のビール市場におけるドライビールのブームに乗り「大連干啤」の製造を開始。
ほぼ大連限定で供給の少ない製造量のため、大連以外では見ることのない大連の地ビールです。
「大連ドライビール」は、「アサヒスーパードライ」の様に極力麦芽をおさえてスッキリした仕上がりとは少し違うものの、これはこれで、ほのかにフルーティな香りを楽しめる美味しいドライビールです。
…
..
.
.
.
.


