
エジプトのピラミッドに乾杯!
言わずと知れたカイロ郊外のギザにある3大ピラミッド。
現在はイスラム国家でビールの肩身は狭いのですが、その昔はビールでピラミッドが造られたってくらいの関係だって?
at heaven lounge & rooftop view in Cairo, EGYPT
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場所:
heaven lounge & rooftop view
住所:
11 Sphinx street, Abou El hole Street, Nazlet El-Semman, Pyramids, Giza Governorate 12557 Arab Republic of Egypt(エジプト・アラブ共和国)
地図
備考:
世界遺産であり世界の七不思議でもあり、大人はもちろん世界中の子供たちも知らない子はいないってくらいの人類史上随一の建造物ギザのピラミッド。

スフィンクスを正面に見て、右からエジプト最大のクフ王のピラミッド、中央がカフラー王のピラミッド、そして左がカフラー王の子供と云われる、メンカフラー王のピラミッド。
まずはエジプト最大のクフ王のピラミッド、最大規模なのはもちろん、均整のとれた抜群のプロポーションが惚れ惚れするほど美しい。

これが空も飛べず、もちろんGPSもない、今ほどの測量技術や建築技術が無いと思われる紀元前2,500年頃の築造とされ、まさに現在から数えると約4,500年前という気が遠くなる昔の時代の建造物がこの正確な精度!、ということに驚愕を覚えます。

科学の進歩した現代人のプライドで、紀元前の人々は未開人と思って下に見がちですが、実際は科学技術が無い中でのこれほどまでの建築技術を考えると、現代人より様々な分野での人間としての能力は上だったのではないか、との思いも浮かびます。

それほど完成度の高い正確な美しいプロポーション!
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そしてカフラー王のピラミッド。

頂上部には完成時の化粧石が残っており、当時のピラミッドの姿を想像できます。

ピラミッドと言うと方形の石材を積み上げたガタガタのシルエットをイメージしますが、実は表面はツルツルの滑らかな美しいシルエットだったという事実を垣間見れます。

残念ながら現在はガタガタの状態で、カイロの街づくりのために化粧石を引っ剥がされたという説もありますが、実際は長い年月の間に風雨等にさらされ崩れ落ちた分の化粧石を、街づくりに再利用したというところが妥当な推理ではないかと思います。
ちなみに2024年にはエジプトの考古学者たちが、当初のツルツルのピラミッドを復元しようと計画しましたが、世界中の考古学者からの反対にあって断念したということがありました。
どちらが良かったのかは観光客としては言及する資格無しですが、いち観光客としてはツルツルのピラミッドも観たかったという思いもあります。
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なお、メンカフラー王のピラミッドの底部も多少の化粧石が復元されておりますが、表面が整っておらず、かつてのピラミッド建設当時の技術と労力には感心せずにはいられません。

さて、メンカフラー王のピラミッド内部ですが、頭がつかえるほどの低い天井の通路を腰をかがめて入って行け、なるほど悠久の時間の流れを感じて感慨深いのですが、内部の棺の安置されていた部屋も特段美しい装飾があるわけではないので、時間がある人のみ話のネタとして経験するのも良いでしょう。

そのような内部なので、建設された当時のピラミッドも、内部への出入りを頻繁に行っていたわけではなく、外から眺め、崇拝信仰の対象であったのではと想像できます。

メンカフラー王のピラミッドの南には、寺院の参道と思われる構造物が遺されており、当時の人々の参拝する姿など想像が膨らみます。

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最大のクフ王のピラミッド前にも立派な参道と思われる石造りの大通りが遺っており、

その入り口とも思われる場所にスフィンクスが神社の狛犬よろしく鎮座しております。

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そんなこんなでギザの3大ピラミッドを含む世界遺産を堪能した後は、乾いた喉にビール!

(現地で飲む)世界のビール vol.393
「STELLA」
乾燥した灼熱の砂漠地帯で飲むのに最適、スッキリ美味しい!
こちら「ステラ」は、エジプトを代表するビール醸造会社「アルアラム・ビバレッジ・カンパニー(Al Ahram Beverages Company、ABC)」が醸造販売する、エジプトで最も飲まれているビールです。
その「アルアラム・ビバレッジ・カンパニー」は、1897年にベルギーのクラウン醸造会社(Crown Brewery Company)の海外事業進出により、エジプトの港町アレクサンドリアで設立されたビール工場が起源ですが、そのビール工場の設立当時から今まで120年以上もエジプトの人々に愛され続けてきたビールが「ステラ」なのです。
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そんな「ステラ」とエジプトビールの双璧をなすのが、

(現地で飲む)世界のビール vol.394
「SAKARA GOLD」
この「サッカラゴールド」は、「ステラ」と同じ「アルアラム・ビバレッジ・カンパニー」が醸造しておりますが、爽やかな柑橘系の香りが心地好く、それでいてモルト感のコクがある、暑いエジプトでグビグビ飲むには最適で美味しいビールです。
階段状ピラミッドをラベルに描き込んだ、まさに「ピラミッドとビールのイイ関係」を彷彿とさせてくれます。
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さてさて、ここで話は冒頭の”ピラミッドはビールで造られた”というくだりに戻ります。
エジプトのビールは、人類史上でも最も古い事例のひとつ、紀元前3,800年ころからビールが飲まれていたとされており、水分補給や栄養補給、疲労回復の薬としても人々の生活に根付いていたという。
そんなエジプトでピラミッド建設が盛んになったのは、紀元前2,500年頃。
かつて20世紀中頃までの学説では、奴隷をムチ打ちながら、強制労働させてピラミッドを造ったという説もありましたが、21世紀の今では様々な遺跡発掘によって、むしろナイル河の氾濫する農閑期に公共事業を行い、人々の雇用を創出するためにピラミッドを造ったという説が主流になっております。
証拠としてピラミッド建設地の周辺からは、建設従事者の好待遇な宿舎だけでなく、必ずビール醸造所が発掘されたり、様々な記述や記録の発掘から、どうやら建設従事者ひとりに毎日パンの他にビールをジョッキ2杯(4〜5リットル!)が支給されていたと判明しております。
そんなことからもピラミッド建設従事者は、奴隷であるどころか、毎日ビールを飲める選ばれた名誉な職業でさえあった、という当時の状況が浮かび上がってきます。
発掘された記録で面白いのは、ビールの飲み過ぎで二日酔いで勤務できなかった者がいたり、特に活躍した者には報酬としてジョッキ1杯プラスされたりと、まさにビールを目的に人々はピラミッド建設に従事したのだと判明しております。
日々ビールの栄養で活力を得て働き、1日の仕事終わりのビールを楽しみに働き、ビールで疲労回復し、そういったピラミッド建設従事者によって建設が進められたピラミッド、まさに“ピラミッドはビールで造られた”という表現も納得です。
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