人工島のリトルアイランド越しに望む、ロアーマンハッタンのスカイラインに乾杯!

ミッドタウンの高層ビル群から離れ、空が広く気持ちイイ!

at Pier 57 Rooftop Park in New York, U.S.A.

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場所:
ピア 57 ルーフトップ・パーク
(Pier 57 Rooftop Park)

住所:
57 Hudson River Greenway, New York, NY 10011 USA(United States of America、アメリカ合衆国)
地図

備考:
ハドソン・リバー越しにニュージャージーまで見渡せ、近未来的な人工島の芸術的な基礎部分をも観賞できる「ピア57」のルーフトップ、晴れた日には特にオススメです。

ちなみに目の前にある人工島リトルアイランドは、2021年に完成公開され、特徴的なチューリップと呼ばれる132個の壺型構造物により水面から5mから18mほど上の空中に約1ヘクタールの広さの公園を創り出しており、500年に1度の洪水でも耐えられる造りの公園だという。

リトルアイランドの上にいると、水面の上にいることも忘れるくらい普通の公園の風景が広がっており素敵です。

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で、戻って隣の「ピア57」の方は、1907年に貨物・倉庫ターミナルとして建設された後に、ノルマンディー上陸作戦で使用する防波堤を設計したエミール・H・プレーガー(Emil H. Praeger)氏の設計により、従来の鉄骨フレーム構造ではなく、3つの中空コンクリートケーソンで主構造を支えた革新的な構造により1952年に建て替えられた倉庫桟橋が基。

そんな倉庫桟橋の特徴的な構造は、現在でも建築工学の驚異と称され、アメリカの国家歴史登録財に登録され、ニューヨーク市の歴史においても重要な位置を占めております。

そのような「ピア57」は、オリジナルのデザインを尊重しつつ、地元ファンドやGoogleなどの大企業のパートナーシップにより、活気あふれるコミュニティの拠点として2023年4月1日に再オープンしました。

その1階のフードコートに出店している「ハーレム・ホップス(HARLEM Hops)」。

ニューヨークの地ビールのひとつです。

その名のとおり「ハーレム・ホップス」は、2018年マンハッタン北部のアフリカ系アメリカ人の文化と歴史の中心地ハーレムにて、HBCU(歴史的黒人大学)の3人の卒業生によって設立。

ニューヨーク市で初めて100%アフリカ系アメリカ人が所有するクラフトビールバーとなっただけでなく、ニューヨークの特別なビールを求めるビール愛好家にとって大切な場所となり、「ピア57」開業時に施設運営者に請われ、いよいよハーレムを飛び出し2店舗目をオープンしました。

(現地で飲む)世界のビール vol.330

「HARLEM BLUE 1658 ALE」

夏の太陽の下で飲むのに最適、爽やかな味わい!

ちなみに名前の“1658”は、初めてハーレムに入植者が住み着いた年だとのことで、原点回帰のシンプルさを表現したとのことです。

ということで、どうせなら前述のニューヨーク初のアフリカ系アメリカ人のクラフトビール・バー「ハーレム・ホップス(HARLEM Hops)」のあるハーレムの本拠地まで飲み進みたい。

HARLEM Hops
地図

で、やっぱりIPA(⁠^⁠^⁠)

(現地で飲む)世界のビール vol.331

「HARLEM BLUE HECTIC IPA」

舌の肥えたニューヨーカーも満足する絶妙な苦味で美味しい!

ちなみに“Hectic(慌ただしい)”の名付けの由来は、ハーレムを拠点とする歴史ある新聞社「アムステルダム・ニュース」のコラム、作家ロイ・オットリー(Roi Ottley)が連載した“Hectic Harlem”へのオマージュとのことです。

で、「ハーレム・ホップス」の店内には“知っていましたか?アフリカには世界最古のビール醸造の記録があります”とビールのアフリカ起源をアピールしており、アフリカ系アメリカ人としての起源と重ねた“アフリカ愛”を感じます。

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さて、ニューヨークのビールと言えば、真っ先に取り上げるべき、

(現地で飲む)世界のビール vol.324

「BROOKLYN LAGER」

こんなに旨いラガービールは初めて!という嬉しい驚き!

ローストの芳香もあり、苦味も心地好い!

言わずと知れたクラフトビールの先駆者、マンハッタンからはイースト・リバーを渡ったブルックリン区ウィリアムズバーグにある「ブルックリン醸造所(Brooklyn Brewery)」は、1988年に元AP通信の新聞記者スティーブ・ヒンディ(Steve Hindy)氏と銀行員トム・ポッター(Tom Potter)氏によって創業。

Brooklyn Brewery
地図

そしてこの「ブルックリン・ブルワリー」のブリュー・マスター、ギャレット・オリバー(Garrett Oliver)氏は、“DEFEND BEER(ビールの多様性を守る)”の信念のもと個性豊かなビールを生み出し、日本の北海道空知(ソラチ)の埋もれたホップを見つけ出し、「ブルックリン・ソラチエース(Brooklyn Sorachi Ace)」を世界的にヒットさせ日本に逆輸入するなど、ニューヨークだけでなく、世界のクラフトビール業界の発展に大きく貢献し、今や業界のスーパースターとして尊敬を集めております。

19世紀のブルックリンは数多くのビール醸造所が点在しておりましたが、20世紀になり原料価格高騰などで撤退が進み街が荒廃していたところ、「ブルックリン・ブリュワリー」がブルックリンを「もう一度元気にしたい」という想いで復興を目指し立ち上がり、今では醸造所の発展とともに街は活気を取り戻し、今ではアートと起業の街・流行の発信地として世界から注目されています。

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そんなブルックリンの街の「ブルックリン・ブリュワリー」至近のクラフトビール醸造所でハシゴ酒、

(現地で飲む)世界のビール vol.326

「EBBS IPA NO.3」

フルーティな香りが華やかに口の中に広がり、苦味と旨味で後味が心地好く美味しい!

こちら「エッブス醸造社(EBBS Brewing Co.)」は、過剰な演出や目新しさばかりを追い求めるクラフトビール業界のトレンドに反旗を翻し、「ビールらしいビール」の本質的な価値を追求して2020年に設立されました。

ビールに名前を付ける代わりに番号を付け、グラフィティ風のラベルではなくシンプルなラベルを選び、認知度のためではなく純粋にビールへの愛情のみで醸造する実直な姿勢は、本物を求めるビール愛好家に評価されましたが、2026年現在は臨時休業中とのことです。

またブルックリンにあるニューヨーク・メッツの本拠地「シティ・フィールド・スタジアム」にも出店して、メッツファンお気に入り醸造所でしたが、こちらも現在は臨時休業中とのこと。

再び本物を求めるビール愛好家とメッツファンに向けて「エッブス・ブリューイング」の扉が開かれることを心待ちにしております。

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続いてブルックリン発のクラフトビール、

(現地で飲む)世界のビール vol.328

「OTHER HALF DDH IPA」

マンゴーや柑橘、パッションフルーツのようなトロピカルで濃厚なジューシー感と、爽やかホップの苦味が心地好い!

提供する「アザーハーフ醸造社(Other Half Brewing Company)」は、業界の「もう一方の半分(Other Half)」を代表することで、ビールとその文化の限界を押し広げるという心意気で2014年に創業。

“DDH(ダブルドライホップド)IPA”と苦味たっぷりの名前ですが、ホップの香りは濃厚ながら苦味が絶妙に爽やかで、「アザーハーフ・ブリューイングカンパニー」の醸造技術の高さに感心です。

写真は「Other Half Brewing – Rockefeller Center Taproom」
地図

ちなみにラベルの文字「Bagel and Schmear(ベーグルとシュミア)」は、特にニューヨークで親しまれている朝食の定番で、ベーグルにクリームチーズをたっぷりと塗ったもの。

そんな朝食と一緒にどうぞ、って言うビールなのか、機会があれば試してみたいものです。

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さてお次、写真はブルックリン・ブリッジを渡ってすぐのマンハッタン一望のルーフトップバーですが、ビールはブルックリンの中でも南端の…

(現地で飲む)世界のビール vol.329

「Coney Island Mermaid Pilsner」

海岸沿いのビーチリゾートを感じるスッキリ爽やかな飲み心地。

その名のとおり“コニーアイランド”の遊園地内で、2011年から1回の仕込みでわずか1ガロン(約3.8リットル)しか作れない“世界最小の商業醸造所”としてギネス認定された「The New Coney Island Brewery」の看板クラフトビールですが、2023年11月以降は醸造所とバー店舗は閉鎖し、クラフトビール商品のみをニューヨークの飲食店に提供しているとのことです。

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からの〜、コニーアイランドよりさらに東に行った、ロングアイランド東端の、ニューヨークの最東端モントーク発…(写真はマジソン・スクエア・ガーデン横ですが)

(現地で飲む)世界のビール vol.468

「MONTAUK WAVE CHASER IPA」

爽やかなパイナップルと松の香りが特徴のアメリカンIPA、程良い苦味が心地好く旨い!

こちらの「ウェーブ・チェイサー IPA(Wave Chaser IPA)」は、2012年、長年の友人同士による地下室での醸造から始まった「モントーク醸造社(Montauk Brewing Company)」が醸造し、最初の樽詰めビールは、自転車で地元のバー数軒に配達したという、ニューヨーク州最東端の街モントーク愛にあふれた「モントーク・ブリューイング・カンパニー」の看板クラフトビールです。

Montauk Brewing Company
地図

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さて、いよいよマンハッタンに戻って「Torch & Crown Brewing Company(トーチ・アンド・クラウン醸造社)」の、

(現地で飲む)世界のビール vol.469

「ALMOST FAMOUS, HAZY IPA」

柑橘系の爽やかな香りと苦味とのバランスが心地好く美味しい!

このビールは、「トーチ・アンド・クラウン・ブリューイング・カンパニー」のフラッグシップ的なビールで、ピーチやグレープフルーツの香りが特徴の濁りのあるIPAです。

「トーチ&クラウン社」は、マンハッタンにはかつて多くの醸造所があったものの1995年以降途絶えていた歴史を復活させるべく、マンハッタン中心部での醸造にこだわってSOHOにて2020年に設立。

が、ニューヨーク市ビル局による屋外ビアガーデンの使用禁止措置に伴う収益悪化が主な原因として2025年11月に突如閉鎖。

​なお、閉鎖に先立つ2025年9月、同社はワシントンDC(バージニア州)を拠点とする 「Aslin Beer Company」と合併し、新たに「Driven Collective」というビール醸造と流通を最適化するグループ企業を設立しているため、「会社そのものが消滅」したというよりは、こだわっていたマンハッタンでの自前醸造と店舗運営から撤退したようです。

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さてさて、そんなこんなの紆余曲折があるニューヨークのクラフトビールあれこれですが、最後にマンハッタンの中心地で象徴的な醸造所、

再開発で誕生したハドソンヤードビルにある「The Bronx Brewery & Hudson Yards Kitchen」。
地図

前回の投稿「マンハッタンの夜景どこから見る」でも紹介したとおり、もともとは2011年にブロンクスで創業した「ブロンクス・ブリュワリー」ですが、2026年2月に本拠地のブロンクス醸造所併設の店舗は閉鎖し、実店舗はハドソンヤードビルのみとなり、こちらも前述の「Driven Collective」グループとして醸造と流通を最適化。

そしてハドソンヤードビルの全米で一番高い位置にある展望フロアでも「ブロンクス・ブリュワリー」のクラフトビールを販売し、全米で一番高い位置で飲めるクラフトビールを提供しております。

(現地で飲む)世界のビール vol.471

「SMILE MY GUY」

名前のとおり思わず笑みがこぼれる美味しさ!

世界の最先端が集まるニューヨークのビールあれこれ、ホントに興味が尽きません(⁠^⁠^⁠)

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